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ディエゴ・マルティン・エチェバリアDiego Martin-Etxebarria

指揮

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ディエゴ・マルティン・エチェバリア



 



バルセロナのカタロニア音楽大学で指揮法の学士号を取得。その後フンボルト財団とドイツ学術交流協会-ラ・カイシャ銀行の奨学金を得て、フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学大学院とカール・マリア・フォン・ウェーバー・ドレスデン音楽大学大学院にてオペラの指揮法を学ぶ。



2015年、第17回東京国際音楽コンクール〈指揮〉第1位。同コンクールにおいて2000年の第13回以来(下野竜也)となる第1位獲得と同時に、齋藤秀雄賞とアサヒビール賞も受賞。この受賞を契機として、読響、名フィル、大フィル、関西フィルと共演。また、今後、バルセロナ響、ビルバオ響、大響、マラガ・フィルなどとの共演が予定されている。



コンサート、オペラの両ジャンルで幅広いレパトーリーと豊かな経験を持っている。



これまでに、ベルリン国立歌劇場、アウグスブルク劇場、ベルリン・フォルクスビューネ、アリアーガ劇場、マドリードのテアトロ・レアルなどで、ドニゼッティの「ドン・パスクワーレ」「愛の妙薬」「リタ」、モーツァルトの「魔笛」、プッチーニ「ラ・ボエーム」、アデスの「パウダー・ハー・フェイス」などを指揮した。



16/17シーズンには、メンヒェングラートバッハ歌劇場の首席客演指揮者として、フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」、メノッティの「領事」などのオペラ作品、また同じくメノッティのバレエ作品も指揮した。



いずれの公演も成功を収め、それらの成功は彼をクレフェルト歌劇場とメンヒェングラートバッハ歌劇場の常任指揮者兼副総音楽監督の地位に導いた。最初のシーズン(17/18)では、プッチーニの「ジャンニ・スキッキ」とマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」、また、新演出のヴェルディの「ナブッコ」やカールマンの作品などを指揮した。



これまでに、アート・アンサンブル・バルセロナの芸術監督(2004~2007)、フライブルク大学管弦楽団の首席指揮者(2010~2012)、エウスカディコ・ユース管弦楽団の首席指揮者(2007~2008)を務めた。また、ビルバオ響、エウスカディ響、ガリシア響、テネリフェ響、グラナダ市響、マラガ・フィル、バレス響、カメラータ・ヴァリアビーレ・バーゼルなどで客演している。



録音には、ホアキン・セッラ作曲のオペラ「Tempesta esvaïda」(Fictaレーベル)、エンリク・モレラ作曲のオペラ「La viola d'or」(Discmediレーベル)などがある。後者は、2016年の"Enderrock"誌のベスト・クラシカル・アルバムに選ばれた。



(写真:Michal Novak, Kansai Philharmonic)