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ディオニシス・グラメノスDionysis Grammenos

指揮

Profile

世界各地のメディアから、「将来最も有望な指揮者の一人」と称賛されるギリシャ人指揮者、ディオニシス・グラメノスは、弱冠21歳でウィーン室内管弦楽団にデビュー。 2016年にはアスペン音楽祭へフェローシップ指揮者として参加し、

複数のオーケストラにおいて、モーツァルトの“皇帝ティートの慈悲”を含む多くのオペラやオーケストラ作品を指揮している。

それに引き続き、ディオニシスはヨハンネス・デブス(カナディアン・オペラカンパニー音楽監督)の招待を受け、2018年にトロントでモーツァルト“後宮からの誘拐”を上演予定である。

 

ベルナルド・ハイティンク、クリストフ・エッシェンバッハ、ロバート・スパーノ、

パトリック・サマーズなどの有数の指揮者から支持を受け、

ルツェルン音楽祭弦楽合奏団、ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団、ホーファー交響楽団、シンフォニア・フィンランディア、ウィーン・ユース・フィルハーモニー、マルタ・フィルハーモニー管弦楽団、ソフィア新響などに多数客演。

最近では、ヴュルツブルクにてプッチーニのジャンニ・スキッキを指揮し

オペラデビューを飾ったほか、今後ワーグナー、シューマン、ブラームス=シェーンベルクのプログラムにて、タイ・フィルハーモニー管弦楽団への客演も予定されている。

 

 

ディオニシスはヴュルツブルク音楽大学でアリ・ラシライネン教授に指揮を学び、2016年に卒業。当初はワイマールのフランツ・リスト音楽大学でクラリネット奏者として研鑽を積んでおり、欧州放送連合ユーロビジョンにて管楽器奏者としては史上初のグランプリを獲得したほか、さらに「ユーロピン・ヤング・ミュージシャン・オブザイヤー」賞も受賞した。

 

 

2013-14年シーズンには、ECHO ライジング・スター・プログラムにも選出され、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ケルン・フィルハーモニー、ウィーン・コンツェルトハウス、パリのシテ・ド・ラ・ミュージック、ロンドンのバービカン・ホールなど世界で最も有名な場所に招かれた。

カーネギーホール、ベルリンのフィルハーモニーにも登場している。

 ソリストとしては、ウィーン交響楽団、ノルウェー放送交響楽団、ウィーンORF放送交響楽団、マッジョ・ムジカーレ・フィオレンティーノ、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアなどのオーケストラ等多数と共演している。

 

ニールセン、ドビュッシー等を取り上げたディオニシスのデビューCD

(共演:ウィーン放送交響楽団とアリ・ラシライネン)がNaïveよりリリースされている。彼はその後、ワープナー・クラシックス、ハープのアンネレーン・レナエルツ とコラボレーションしたシューマンとシューベルトのトランスクリプション作品の収録も行っている。

 

 

ディオニシスは“レオナルド・ダ・ヴィンチ国際芸術賞”を受賞しているほか、アテネ市から金メダルも授与されるなど、ギリシャでは国宝のような存在となっている。近年では彼の写真付きの切手も発行された。