Artists

ウイリアム・ヘイゲンWilliam Hagen

ヴァイオリン

Profile

若干22歳して2015年エリザベート王妃国際コンクールで第3位に輝く。(1980年以降アメリカ人としては過去最高位。)コンクール開催中より多くのベルギー紙や聴衆の注目を集め、「素晴らしい名手、際立って優れている」(The Dallas Morning News)、「旋律や曲全体の優れた統制力、程よい音量加減」(Violinist.com)、「真の音楽を作り上げる上での、明確そして誠実な愛情を持ち合わせた演奏」(North Texas Performing Arts news)。

また彼は2014年フリッツ・クライスラー国際ヴァイオリン コンクールでも

2位の栄誉に輝いている。

すでにアメリカ内外で多くの公演経験を持つ経験豊かな演奏家であり、

ユタ交響楽団とわずか9歳で共演しプロデビューを果たしている。

多くの名だたる交響楽団や指揮者との共演も多数重ね続け、これまでにアルバーニ交響楽団、バッファロー・フィルハーモニ管弦楽団、フォートワース交響楽団、ジャクソンビル交響楽団、ノックスビル交響楽団、セントルイス交響楽団、ユタ交響楽団、そしてアスペン管弦楽団などがある。

指揮者ではマリン・オールソップ、ジョアン・フェレッタ、ミゲル・ハース=ベドーヤ、キース・ロックハート、ファビオ・メケッティー、デヴィット・アラン・ミラー、ルーカス・リッチマン、

クリストファー・シーマン、ワード・ステアらと共演。

国外での活動としては、日本にて横浜シンフォニエッタ、仙台フィルハーモニー管弦楽団、ウィーンにてヨハネス・ワイルダー指揮、ウィーン放送交響楽団との共演などが挙げられる。

 

2015年の夏にはスイスにてヴェルヴィエ音楽祭に参加。またアスペン音楽祭への参加や、ロベルト・リプセットの研究奨学生として研鑽を積みつつ、名門フィンケル・ウー・ハンの室内楽演奏スタジオにも参加、チェリストのデヴィッド・フィンケルやピアニストのウー・ハンと共演。その他オタワで行われたNAC夏の音楽院に参加しピンカス・ズーカーマンとの共演もしているほか、イツァーク・パールマンなどの名だたる演奏家とも多数共演している。

 

今後の演奏活動としては、クリスチャン・アーミング指揮・リエージュ国立フィルハーモニー管弦楽団(サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲3番)、ミシェル・タバシュニク指揮・ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団(メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲)との共演のほか、ラロのスペイン交響曲でアスペン音楽祭への再演も予定されている。

また2016年にかけてはブルガリアでのデビュー公演も予定しており、ソフィア交響楽団とモーツァルトのヴァイオリン協奏曲4番を共演する。

また、フロリダでのリサイタル・シリーズやジャクソンビル交響楽団での再演(マイケル・スターン指揮・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲)も予定されている。

 

室内楽の分野では、コルバーン室内楽ソサイエティー・シリーズやアスペン音楽祭に参加し

エドガー・メイヤー、ロベルト・スパーノ、オーリ・シャハム、デヴィド・アレン、川崎雅夫、

ブリントン・スミス、アレックス・カー、エリック・キム、スティーブン・オズボーンらと共演、イツァーク・パールマンともケネディーセンターやメトロポリタン美術館で公演も行っている。

またロサンゼルスにてメナヘム・プレスラーとモーツァルトのヴァイオリン・ソナタK.454と共演する機会も得た。



2017 年にはフランクフルト放響(指揮クリストフ・エッシェンバッハ)、シアトル響(指揮ルドヴィク・モルロー)にデビューを予定している他、ユタ響(指揮マティアス・ピンチャー)等との共演も決定している。







 

アメリカ・ユタ州に生まれる。4歳でヴァイオリンを始め、研鑽を積むため、10歳でロサンゼルスに移りコルバーン芸術学校のロベルト・リプセットのクラスに入門。

ジュリアード音楽院にてイツァーク・パールマン、キャサリン・チョウのもと2年間研鑽を積んだのち、2012年に再びロサンゼルスに戻り、コルバーン芸術学校のロベルト・リプセットのクラスで学ぶ。

使用楽器はグァルネリ(1675年クレモナ製)。