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エイドリアン・ラ・マルカAdrien La Marca

ヴィオラ

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Profile

ヴィオラらしさと、ヴィオラの常識を越えた表現。その両方を兼ね備えたフランスの俊英。



1989年生まれ。2005年にパリのコンセルヴァトワールに入学。同年、フランス・ヴィオラ・コンペティションで優勝。

2008年には、小澤征爾のミュージック・アカデミーに招待される。ここで小澤征爾、パメラ・フランク、今井信子らから学び、共演の機会を得る。

これまでに、ラヴィニア、ヴェルヴィエ、エクサン=プロヴァンス、ラ・フォル・ジュルネ(ナント)、ストラスブールなど数多くの音楽祭に参加。アリーナ・イヴラギモヴァ、ルノー・カピュソン、フランク・ブラレイらと室内楽で共演した。

2010年3月、クレーメルによって選ばれ、「世界をつなぐ室内楽」に参加。ここで、クレーメルの他に、アンドラーシュ・シフ、ユーリ・バシュメットらとも共演。

同年9月、第16回ブラームス国際コンクール(オーストリア)でファイナリストに選ばれる。第10回ライオネル・ターティス国際コンクールでは、ブラームスの2つのソナタの演奏と課題曲の演奏で受賞。第13回ウィリアム・プリモース・コンクールで、ウォルトンの協奏曲の演奏で受賞。また聴衆から「最も個性的な演奏者」に選ばれた。また、エイドリアンは、全ての楽器を対象とする "Avant-Scènes" コンクールで初めて優勝したヴィオラ奏者となった。

コンサートホールだけでなく、オルセー美術館、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーなどでもリサイタルを行っている。

また、パリのシテ・ラ・ムジークですでにコンチェルト・デビューを果たしている他、MDR交響楽団とウォルトンの協奏曲を共演し、ドイツ全土に放送された。