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スティーヴン・オズボーンSteven Osborne

ピアノ

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現在、オズボーンに匹敵するほど、多様なレパトリーの全てにおいて卓越した熟達を見せてくれるピアニストは極めて少ない. グラモフォン誌



  オズボーンはその音楽の力でコンサートホールを支配した。完全に。そして、まるで魔法にかけたように。 ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ



あるピアニストは、全てを自らの色で染める。またあるピアニストはカメレオンのようにそれぞれの作曲家の色に、自分自身を瞬時に染める。昨夜、オズボーンはその両方をやってのけた。・・・彼の紡ぎ出す全ての音に知性が脈打っていた。



デイリー・テレグラフ



 



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スコットランド生まれ。ナウムブルク国際コンクール、クララ・ハスキル国際コンクールで優勝。



これまでに、ベルリン・ドイツ響、ミュンヘン・フィル、ベルゲン・フィル、ウィーン響、ザルツブルク・モーツァルテウム管、フィンランド放響、オスロ・フィル、BBCフィル、ロンドン響、フィルハーモニア管、バーミンガム市響、N響、都響、読響などと共演。また、ドホナーニ、ギルバート、アシュケナージ、セーゲルスタム、リットン、メッツマッハー、ユロフスキ、オラモ、ガードナー、準メルクル、サラステ、C.マイスター、A.デイビス、山田和樹などの指揮者と共演した。



ウィーン・コンツェルトハウス、アムステルダム・コンツェルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、ハンブルクのエルプ・フィルハーモニー、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、サントリーホール、ケネディセンター、カーネギーホールなど世界中の檜舞台で演奏。また、ウィグモアホールには毎年のように登場しており、緻密で知的なコンセプトを持つプログラムは評論家の間でも絶賛されている。



レコーディングにも積極的で、既に多数のCDをリリースしており、受賞も多い。09年のブリテンの作品集でグラモフォン賞を受賞。他にもグラモフォン誌の“Editors Choice”に多くが選ばれている。また、161月、ムソルグスキーとプロコフィエフの作品集が同誌で“ムソルグスキー録音の名盤トップ10”に選出された。



来日も多く、最近では、1410月、都響定期に出演し、ブラビンスの指揮でブリテンの協奏曲を演奏。175月にも同楽団の定期演奏会に出演し、ティペットの協奏曲を演奏(日本初演)。また、ヤマハホールでメシアンの「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」を演奏した。






17年、オズボーンのために作曲された、ジュリアン・アンダーソンのピアノ協奏曲をBBCプロムスにて初演、注目を集めた。


Discography

  • ティペット:ピアノのための作品全集 2007.10.20発売 Amazon で購入 タワレコ で購入
  • ドビュッシー:前奏曲全集 2006.08.19発売
  • アルカン:エスキス全集 2003.06.21発売 HMV で購入 タワレコ で購入
  • メシアン:幼な子イエスにそそぐ20の眼差し 2002.10.31発売
  • カプースチン:ピアノ・ソナタ 2001.12.31発売