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水谷川優子リサイタルシリーズVol.6  Märchenerzähler〜音物語への誘い〜

2013年 6月 1日(土)14:00開演(13:00開場)
会場:紀尾井ホール
出演:水谷川優子、山本貴志、マーク・ゴトーニ

発売中

曲目

シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102 ブゾーニ:愛する人に(フィンランド民謡による変奏曲)K237 黛敏郎:BUNRAKU ヤナーチェク:おとぎ話 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90 「ドゥムキー」 ※曲目は変更になる場合がございます。曲順は不同です。予めご了承ください。

S席 5000円 、A席4000円 (A席 はコンサートイマジンのみのお取り扱い)

 

【水谷川優子(みやがわゆうこ)】

チェロ 6歳からチェロを始め、桐朋学園女子高等学校音楽科卒業、同大学ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院首席卒業、同大学院修士修了マギスターの称号を得る。ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーのソリストコースにて研鑽を積みながらヨーロッパでの演奏活動を開始した。 いままでに勝田聡一、松波恵子、ハイディ・リチャウアー、故アルトゥーロ・ボヌッチ、室内楽を故ハンス・ライグラフ、メナヘム・プレスラー、ハーゲン弦楽四重奏団の各氏に師事。 第6回東京国際室内楽コンクール優勝、併せて齋藤秀雄賞とアサヒビール賞を受賞、イタリア・カラブリア芸術祭コンクール優勝、ピネローロ国際室内楽コンクール2位ほか多数受賞。

19歳で故アレキサンダー・シュナイダー氏によりNYストリング・セミナーに招かれて以来、ザルツブルグ室内管弦楽団首席奏者、ザルツブルグ・ゾリステンのメンバーとしてなど海外での活動がメインとなっていたが、2003年より日本でも本格的にソロ公演を行うようになった。 いままで王子ホール、紀尾井ホール、浜離宮朝日ホールなどでのリサイタルや欧州から共演者を招いての室内楽公演では『日本人離れしたスケールの大きさが大きな魅力』(ぶらあぼ)『豊麗な美音や見事な運弓運指から生み出される朗々たるカンタービレ』(音楽の友)といった反響を巻きおこし、2008年より開始した「水谷川優子リサイタルシリーズ」ではヨーロッパに土台を持つ演奏家らしい、オリジナリティーに溢れるユニークなプログラムで話題をよび、いま日本の音楽界に、その独特の感性と豊かな音色が際立つ実力派チェリストとして存在を印象づけている。 またジャンルの違う様々なアーティストとのコラボレーションにも積極的で、能シテ方の松井涁氏、鼓の大倉正之助氏とのフィンランド公演(03年)や、フィンランドにおけるパフォーマンスアートでの即興演奏(08年)、第35回日本賞受賞式で能管の一噌幸弘氏と皇太子御夫妻のご列席の元で記念演奏をする(08年)など国内外を問わず絶賛を博している。

社会貢献の意識も高く、コンサートの傍ら、ライフワークとして続けている少年院、ホスピス、障害者福祉施設などにおける施設訪問コンサートの実績が認められ、2002年度より財団法人倶進会から助成を受けている。

ソロのCD「歌の調べのように」「ソルヴェイグの祈り」(共にビクターエンタテインメントよりリリース)は『レコード芸術』で準推薦盤と準特選盤に選出され、「勇気づけ、包んでくれるような暖かい音色」(東京新聞)「心をノックするチェロ」(毎日新聞)と、音楽家としての本質を高く評価されている。

現在はソロの傍ら、アルバート・ロト、マーク・ゴトーニとの「テオフィルス・トリオ」(2008年度バロックザール賞受賞)や、チェンバロ三重奏「アクア・トリニティ」、ピアノ三重奏「アンサンブルφ」などでも演奏活動を展開、同時にドイツにも拠点を置いてヨーロッパ各地の音楽祭に独奏者、室内楽奏者として招聘され高い評価を獲得している。

その豊潤な調べは多くの人を魅了してやまない。なお、ピアニストの山本貴志とは2009年以来、日本各地でデュオとして共演を重ね、2011年はフィンランドでも演奏している。

オフィシャルホームページ http://www.yuko-miyagawa.com/

オフィシャルブログ「チェリスト日記」http://yukomiyagawa.blog5.fc2.com/

オフィシャルFacebookページ  https://www.facebook.com/YukoMiyagawa.Cello

【マーク・ゴトー二(ヴァイオリン) 】

フィンランドを代表するヴァイオリニストの1人であるゴトーニは16歳でA・チュマチェンコに才能を見出され単身ミュンヘンに移住、その後 S・アシュケナージにシカゴに招かれ、またザルツブルグにおいてもS・ヴェーグのもとで研鑽を積んだ。21歳でブラームス国際コンクールに上位入賞しデビュー、以来ヨーロッパを始めとして北米、南米、アジア、アフリカの世界各国でソリスト、室内楽奏者、またオーケストラのリーダー(弾き振り)としても活躍。

母国フィンランドでは1998ー2011年ラウマ音楽祭総監督、2001年よりサボンリンナ・アカデミーの音楽監督に就任し、さまざまなアプローチでクラシック音楽の普及につとめている。 2004年より「オルフェウス弦楽四重奏団」のプレマリウスに就任、同時期に「モーツァルト・ピアノ四重奏団」のメンバーとしてMDGより6枚のCDをリリース。それぞれユニークなレパートリーと高いクオリティのアンサンブルとして各メディアの注目を集め、ワールドワイドに活躍中。今までにシュレースヴィヒ=ホルシュタインやカザルス・フェスティバル、クフモといった著名な音楽祭をはじめとして、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ロンドンのウィグモアホール、バルセロナのパラウ・デ・ラ・ムジカ、ミュンヘンのヘラクレスザール、米国のリンカーンセンターといった各国の主要な室内楽シリーズやホールに招聘されて絶賛を博している。

端麗な美音と構築性の高い演奏で音楽界に認められているゴトーニであるが、国際的な演奏活動の傍ら、モントリオールのマギル大学、ヘルシンキのシベリウス音楽院、ブレーメン音楽大学、ウトレヒト音楽大学などに客員教授として招かれ、2007年よりベルリン芸術大学にてヴァイオリン・クラスをもち後身の指導にも情熱を傾けている。

 

【山本貴志(やまもとたかし)/ピアノ】

1983年長野県生まれ。5歳でピアノを始める。中学校在学中に、第12回長野県ピアノコンクールでグランプリ受賞(1997年)、第52回全日本学生音楽コンクール東京大会中学校の部で第3位入賞(1998年)。 2001年、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)在学中に第70回日本音楽コンクールで第3位入賞。 2002年、同校を首席で卒業。引き続きソリストディプロマコースに在籍して研鑽を積む。

2003年より5年間、ワルシャワ・ショパン音楽アカデミーに在学。 2004年5月、第56回プラハの春国際音楽コンクール第3位入賞及び最年少ファイナリストに贈られる“ヴァレンティーナ・カメニコヴァー特別賞”を受賞。 11月、ポーランド・ビドゴシチでの第6回パデレフスキ国際ピアノコンクール第5位入賞。

2004年度文化庁新進芸術家海外留学研修員。 2005年5月、ドイツ・キッチンゲンでの第4回ザイラー国際ピアノコンクールにおいて満場一致で優勝およびショパン作品最優秀演奏賞受賞。 10月、ワルシャワで行われた第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞。

2005年~06年にかけて、ワルシャワを始めとするポーランド国内でリサイタルを開催。 2006年1月に、ショパン・コンクールの受賞コンサートでワルシャワ・フィルと共に日本各地で演奏。 6月、アメリカ・ソルトレイクシティでの第14回ジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞。 7月にはポーランド・ショパン協会主催でショパンの生家にてソロ・リサイタルを行う。 10月に東京・大阪でのデビュー・リサイタル、11月にはブダペスト・フィルと共演。 同年、第33回日本ショパン協会賞を受賞。

2008年、ワルシャワ・ショパン音楽アカデミーを首席で卒業。卒業生代表としてワルシャワ・フィルと共演。 現在はリサイタル、室内楽公演、コンチェルト公演などを精力的に行っている。 これまでに大島正泰、玉置善己、ピオトル・パレチニの各氏に師事。 2

010年avex-CLASSICSよりショパン:ワルツ集やノクターン集をリリースするなど、今もっとも期待される若手ピアニストのひとりである。

オフィシャルホームページ http://takashi-yamamoto.com/top.html