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宇野功芳企画第4弾 佐藤久成ヴァイオリン・リサイタル

2015年 2月 22日(日)14:00開演(13:30開場)
会場:東京文化会館小ホール
出演:佐藤久成(ヴァイオリン)、杉谷昭子(ピアノ)

発売中

曲目

宇野功芳企画第4
佐藤久成ヴァイオリンリサイタル

一度聴いたら虜になる存在、HISAYA。
第4弾も個性が爆発!怒涛のロマンティックピース満載!




≪プログラム≫

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調K.378
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調K.526
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
フス:エクスタシー
アルベニス:タンゴ
ルビンシュタイン:露が輝くさ
パガニーニ:モーゼ・ファンタジー
グリエール:ロマンス
ワーグナー(ウィルヘルミ編):懸賞の歌~楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」より
ウィルヘルミ:コンチェルト・シュトゥック ハンガリー風


佐藤久成(ヴァイオリン)

5歳よりピアノ、9歳よりヴァイオリンを始める。東京芸術大学附属音楽高校を経て、東京芸術大学卒業後渡欧。ロームMF奨学生や特別奨学生として、ザールラント音楽大学、ブリュッセル王立音楽院、スタウファー音楽院、ベルリン芸術大学で研鑽を積む。日本演奏連盟賞受賞。リッチ、ルガーノ、ルイス・シガル、ベオグラード、ヴィオッティ等の国際コンクールで優勝、入賞。1994年、ベルリン交響楽団定期公演のソリストとしてヨーロッパデビュー。ターゲスシュピーゲル紙、ベルリナーモルゲンポスト紙をはじめとする主要各紙に絶賛される。ベルリン響、ベオグラードフィル、ルーマニア国立響、ベルリン室内管、サンティアゴ響、南米の主要オーケストラ等と共演。ドイツ国営放送、ラジオフランス、イタリア国営ラジオ、NHK-FMにソリストとして出演。また、ライフワークとして、数万曲に及ぶ数々の未知の絶版楽譜を世界中で収集、それらの知られざる作曲家や忘れられた作品の発掘に力を注ぎ、紹介・初演・レコーディングを積極的に行う。2002年、カザルスホールにてデビューリサイタルを開催。以降、2003年(浜離宮朝日ホール)、2004~2014年(東京文化会館)リサイタル開催。音楽の友誌にて「年間コンサートベストテン」に選出されている。その画期的なプログラミングには、今まで日の目を見ることのなかった往年の知られざるヴィルトゥオーゾ作品やソナタの本邦初演が多数含まれる。各誌、各新聞紙上で高い評価を得る。


杉谷昭子(ピアノ)
矢田映子、井口秋子に師事。東京芸術大学卒業後、ケルン音大大学院の演奏家国家試験を最優秀で合格、卒業。数々の国際ピアノコンクールに上位入賞。ゲルバー、ワイセンベルク、アラウに師事。37 年間にわたるドイツ滞在の間、世界の著名なオーケストラとの共演や、ベルリン・フィルやウィーン・フィルのトップメンバーからなる弦楽四重奏団等との歴史的な名ホールで定期演奏会等に登場。2010 年「ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japan」を創設。長きにわたり、ドイツを拠点としてヨーロッパで活躍。特にドイツものの演奏については他の追随を許さない。ベートーヴェン、ツェルニー、リスト、クラウゼ、アラウそして杉谷とベートーヴェン直系のピアニストとして、ドイツのピアノ音楽の神髄を今に継承する貴重なピアニストである。また、20 世紀を代表する巨匠の一人、クラウディオ・アラウの最後の弟子としても国内はもとより国際的にも高く評価されている。




[佐藤久成のヴァイオリンは"魂の叫び"である]      伊熊よし子
本公演裏面チラシより
 
「1音聴いたら、すぐにその人の名前が浮かぶような演奏をしたい」
 多くのアーティストがこう語る。「自分の音」を奏でたいと。声楽家はそれが可能だが、器楽奏者の場合は非常に困難である。
 しかし、ここに冒頭の音を聴いただけですぐにその人だとわかるヴァイオリニストがいる。佐藤久成である。彼の生み出す音は、胸の奥から絞り出すような、からだを震わせるような、すべての感情を音楽に託すような、まさに"魂の叫び"である。知られざる作品を披露するときも、名曲と称される小品と対峙するときも、その姿勢はいっさい変わらない。
 佐藤久成のヴァイオリンは、聴き手を瞬時に異次元の世界へと運び去る。日常から離脱し、天上の音楽に酔い、身も心も新たに生まれ変わるような思いにとらわれる。そこでは、喜怒哀楽の感情がほとばしり、慟哭、嗚咽、苦悩、歓喜、至福などさまざまな感情が渦巻く。自分がこんなにも豊かな感情の持ち主だったことに驚くことになる。それはすべて"久成節"を全身に浴びたことにほかならない。
 彼のヴァイオリンは平常心で聴くことはできない。胸がざわつき、涙腺がゆるみ、目を閉じると自分の人生のひとこまが浮かんでくる。音楽がなつかしい感情を引き起こすからだ。 
こんなにも人の感情に強く訴えるヴァイオリンは珍しい。しかもこよなく官能的で立体的。独創的なルバート、テンポ、主題のうたわせ方など、いずれも癖になる。一度演奏にはまると抜けられなくなる。罪深い音楽家だ!!
 

料金:S席5,000円、A席4,000円、学生席3,000円(コンサートイマジンのみ取り扱い)
チケット取り扱い: コンサートイマジン03-3235-3777 イープラス 
http://eplus.jp/ 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 カンフェティ 0120-240-540