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佐藤久成ヴァイオリンリサイタル

2015年 11月 20日(金)19:00開演(18:30開場)
会場:東京文化会館小ホール
出演:佐藤久成(ヴァイオリン)、杉谷昭子(ピアノ)

発売中

曲目

宇野功芳企画第5弾!
世界に羽ばたくHISAYA!第5弾は杉谷昭子と織り成す、ヴァイオリンソナタの夕べ


佐藤久成ヴァイオリンリサイタル



【プログラム】


ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第8番ト長調
BEETHOVEN: Violin Sonata No.8
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第7番ハ短調
BEETHOVEN: Violin Sonata No.7
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番イ長調「クロイツェル」
BEETHOVEN: Violin Sonata No.9



宇野功芳企画による佐藤久成リサイタルも第5回目を迎える。2012年7月の第1回から3年が経ち、彼はコンサートイマジンの専属ヴァイオリニストになり、小林研一郎指揮の大阪フィルと協奏曲を共演、宇野企画のCDは予定も含めると5枚を数え、その中にはぼくとのチャイコフスキー録音が含まれている。ムックの執筆も2冊。もっともっと羽ばたかせたかったが、一応の成果は挙げたのではないだろうか。ぼくも85歳、これが最後の企画リサイタルになるかもしれない。
最後になるとすれば、どうしてもソナタだけでプログラムを組みたい。それも「クロイツェル」を含むベートーヴェンだけの3曲が理想だ。幸いに第4回目で伴奏を弾いていただいた杉谷昭子さんとおたがいに相性が良く、久成君も先輩の彼女から教えられることが多いようなので、今回の企画が実現した。杉谷さんは最もベートーヴェンを得意としており、きっとすばらしい成果が挙がると思う。大いに期待して頂きたい。
宇野功芳
 
ピアニストの言葉
佐藤久成さんのヴァイオリンを初めて聴いた時、それはひとつの衝撃でした。芳酵な音色、個性的な音楽、これ以上は不可能なほどのピアニッシモ、その一方で際限なく激しく燃えるフォルティッシモ、まさしくそれは宇野功芳先生が評価されている魔界のヴァイオリンでした。2015年2月22日の東京文化会館小ホールでの彼とのデュオを、私は一生忘れることができないでしょう。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ2曲と小品集。そして今回はさらにベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ3曲!ラストは「クロイツェル」!!私たちの演奏はきっと興奮のるつぼとなるにちがいありません。
杉谷昭子
 

佐藤久成(ヴァイオリン)Hisaya Sato, Violin 
5歳よりピアノ、9歳よりヴァイオリンを始める。東京芸術大学附属音楽高校を経て、東京芸術大学卒業後渡欧。ロームMF奨学生や特別奨学生として、ザールラント音楽大学、ブリュッセル王立音楽院、スタウファー音楽院、ベルリン芸術大学で研鑽を積む。日本演奏連盟賞受賞。リッチ、ルガーノ、ルイス・シガル、ベオグラード、ヴィオッティ等の国際コンクールで優勝、入賞。1994年、ベルリン交響楽団定期公演のソリストとしてヨーロッパデビュー。ターゲスシュピーゲル紙、ベルリナーモルゲンポスト紙をはじめとする主要各紙に絶賛される。ベルリン響、ベオグラードフィル、ルーマニア国立響、ベルリン室内管、サンティアゴ響、南米の主要オーケストラ等と共演。ドイツ国営放送、ラジオフランス、イタリア国営ラジオ、NHK-FMにソリストとして出演。また、ライフワークとして、数万曲に及ぶ数々の未知の絶版楽譜を世界中で収集、それらの知られざる作曲家や忘れられた作品の発掘に力を注ぎ、紹介・初演・レコーディングを積極的に行う。2002年、カザルスホールにてデビューリサイタルを開催。以降、2003年(浜離宮朝日ホール)、2004~2014年(東京文化会館)リサイタル開催。音楽の友誌にて「年間コンサートベストテン」に選出されている。その画期的なプログラミングには、今まで日の目を見ることのなかった往年の知られざるヴィルトゥオーゾ作品やソナタの本邦初演が多数含まれる。各誌、各新聞紙上で高い評価を得る。
 
 
杉谷昭子(ピアノ)Shoko Sugitani,Piano 
矢田映子、井口秋子に師事。東京芸術大学卒業後、ケルン音大大学院の演奏家国家試験を最優秀で合格、卒業。数々の国際ピアノコンクールに上位入賞。ゲルバー、ワイセンベル
ク、アラウに師事。37 年間にわたるドイツ滞在の間、世界の著名なオーケストラとの共演や、ベルリン・フィルやウィーン・フィルのトップメンバーからなる弦楽四重奏団等との歴史的な名ホールで定期演奏会等に登場。ディスコグラフィーも多く、女流で世界初の「ブラームス:ピアノ独奏曲全集」や「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」をベルリン交響楽団とベルリンにて録音。近年では「ベートーヴェン:ピアノソナタ全集」を完成させると共に演奏活動40 周年を迎え、これを記念に「ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲」と「シューベルト:ピアノ五重奏曲《鱒》」をリリース。多くが『レコード芸術』誌で「特選」となる。
1994 年よりドイツでの「クララ・シューマン国際ピアノコンクール」の審査を通じてマルタ・アルゲリッチと親交が深まり多大な影響を受けている。2010 年「ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japan」を創設。長きにわたり、ドイツを拠点としてヨーロッパで活躍。特にドイツものの演奏については他の追随を許さない。ベートーヴェン、ツェルニー、リスト、クラウゼ、アラウそして杉谷とベートーヴェン直系のピアニストとして、ドイツのピアノ音楽の神髄を今に継承する貴重なピアニストである。
 また、20 世紀を代表する巨匠の一人、クラウディオ・アラウの最後の弟子としても国内はもとより国際的にも高く評価されている。



全席指定 S席¥5,000 A席¥4,000 学生席¥3,000(コンサートイマジンのみ扱い)
チケット発売日 2015年5月15日(金)
主催・問合せ先◎コンサートイマジン03-3235-3777
イープラスhttp://eplus.jp/
東京文化会館チケットサービス03-5685-0650